車いす生活と電車バス

私は普段から簡易電動車いすというものを使って生活しています。
使って、と表現するのは違和感がありますね。
車いすは私の足です。
アルバイトをしておりまして、電車とバスを利用して通勤しています。
いつも仕事が終わると、職場近くの駅員さんと電車を待ちながら会話をします。
会話の内容は天気のことだったり、他愛もない会話なのですが、私にとってはそれが「ないと寂しいもの」になっています。
スロープ板を出してくれる駅員さんが大体いつも同じ方なのでよく話をするのですが、先日「同じ会社の車いすの方、今週見かけませんけど何かありましたか?」と心配してくださって。
ちょうど体調を崩して休んでいたところでした。
私たちの生活に欠かせない移動手段を手伝ってくれるだけでなく、体のことまで気にかけてくださるなんて、本当にお優しい駅員さんだなぁと感動しました。
電車やバスを利用する時に私が心がけていることは、できるだけ大きな声でハッキリと「ありがとうございます!」と言うこと。
例え嫌そうに対応されたとしても、です。
文句を言うことは簡単ですが、常に笑顔を絶やさず生きていることで変えられるものもあるのではないか、というのが私の持論です。
いつもお世話になっている駅員さんやバスの運転手さんへの感謝の気持ちもありますが、「ありがとう」と一日に何度も言っていると自分の気持ちが明るくなってくるのです。
「すみません」とつい言ってしまいがちですが、できるだけ「ありがとう」を口にするように心がけています。